2019年3月2日、嘉島町民会館にて開催いたしました、「スタインウェイ・アーティスト、マティアス・キルシュネライト　ピアノリサイタル＆マスタークラス」はおかげさまで盛会のうちに終了いたしました！

マスタークラスでは、二人のモデルピアニストへの熱心な指導がたっぷりと行われ、ピアノ音楽、作曲家への深い愛情を感じることができました。シューベルトの作品には、「夢と現実がある」とお話されたのが印象的でした。

音色を変えるためにどうやって鍵盤に指を乗せたらいいのか、丸めて上から、伸ばし気味に、腕から動かすように、など細かなニュアンスを表現するための工夫やペダルの使い方、どれだけ踏むか、など、高度ながら誰にでもわかりやすいご指導はさすが！でした。そして、エリンガー優子先生の、優しい語り口で伝えられる通訳、ピアニストならではの的確な表現は、キルシュネライト先生の夢のようなピアノの世界をより分かりやすく伝えて下さり、ほんとうに実り多きひとときとなりました。

スタインウェイピアノの音色が、降り注ぐように美しく響く嘉島町民会館。たくさんのお客様に恵まれ、そしてさらに、そのたくさんのお客様がとても集中して自分の音楽を聴いて下さっていることがとっても伝わってきて、大変うれしかった、すばらしいお客様ばかりだった！とキルシュネライト氏本人も絶賛。渾身の演奏は、すでに「巨匠」の風格すら感じるものでした。

アンコールにはショパンのノクターン嬰ハ短調（遺作）、スカルラッティのソナタK.1、シューマンのトロイメライを最後の一音まで、心をこめて演奏してくださいました。

終演後のサイン会も盛況！長い列ができ、お待たせしてしまいました。会場では、新作をフラゲできました♪

リサイタル翌日、翌々日は古城ピアノ社にてプライベートレッスン。小学生から大人の方まで、10名の生徒さんが素晴らしいレッスンを受けられました！お受けになったみなさんが、「素晴らしかった！」「楽しかった！」「また来年も来てほしいです！」とおっしゃって下さいました。

3/5には沖縄県立芸術大学にて、リサイタルとマスタークラスが開催されます。お近くの方はぜひ、足をお運びください。マティアス・キルシュネライト　沖縄県立芸術大学公演

いつの日かまた、熊本で！！マティアスのリサイタルやレッスンを開催したいと願っております。